スイートだけど刺さる
里帰りし、親と一泊旅行に出ています。
親が手配したホテルは大浴場付き。
昨晩入浴後、身支度をしていると
すぐ脇から小さな男の子の声。
「ねぇお母さん、お母さんはきれいだから何もしなくていいと思うよ」
あら、なんてスイートなお坊ちゃん!と思ってそちらを見ると
お母さんの陰から私を見つめる男の子と目があった。
遠慮がちな、怯えたような視線。
その後、チラ見するたび、目が合った。
あ、そっか……
大浴場や温泉は極力行かないようにしている。
周囲に不自然に思われない程度に。
大浴場付きホテルでも部屋で済ませたりして。
今回もそうしたかったけど、部屋にはお風呂が無くて。
大浴場一択…
完全なるメタボ体型だし、
アトピー 性皮膚炎の色素沈着&
最近の好転反応で皮膚は大変なことになっている。
夫にも、過去にお付き合いした人にも
明るい光の中で身体を見せたことはない。
それなのに、まだ幼い男の子、
心の準備もないのに、怯えさせちゃって申し訳なかった。
私自身は自業自得だし、
気に病むとストレスがかかりかえって悪化するから
考えないようにするけど……
怯えたような、でも悪意のない視線が痛かった。
もういい歳なのに、いまだに過剰に心を乱してしまう自分が嫌だった。
自分の幼さに嫌気がさしつつ、
でも悲しんだり不安がっているのも、私の本心なわけで。
その本心は、せめて私自身だけはちゃんと受け止めようと思ったり。
ちょっと心の中のコップ、お水満杯気味^_^;
心のモヤモヤは昨晩の打ち上げ花火と一緒にパァァンと夜空へ…