読みかけの本 「毎日っていいな」吉本ばなな
先日の一時帰国で仕入れてきた本。
吉本ばなな先生の「毎日っていいな」。
こっちで日本のテレビを見ていたときに、
吉本ばなな先生はイタリアで人気だ、というテレビを見て以来、
なぜか「吉本ばなな先生のあの文章に浸かりたい」という
変な衝動に駆られ、日本の自宅にある本を読むのではなく、
新しい本を買いたくなり、「帰ったら買う、帰ったら買う」と
呪文のように唱えて一時帰国を心待ちにしていたのです。
なぜだろう?同じ作家でも村上春樹さんは「村上春樹さん」がしっくりくるのに
音の響きの問題?高校生の時にばななさん 読み漁っていたから?
ばなな先生。ふざけて呼んでるわけではありません。
ばななさん、だと親しげ過ぎる感じがするからかな?
さて、この本。毎日新聞に連載していたそうで、
3ページほどの短いエッセイがたくさん入っています。
まだ読みかけ。内容はもちろんだけど、イラストや本の手触り、
1話読み終わった時の余韻等々 すべてが何というか、愛おしくて、
だんだん読み終えてしまう事が淋しくなりつつあり、
読みたいけど読みたくない、テーブルの上の本を横目に
今日読もうかな、どーしようかなー などとブツブツ言っております(笑)
上のページ見開きにした写真の、
ページの脇に見える表紙カバーの内側の感じ、ステキでしょ?
この本はばなな先生に関わる人の話が多くて、
読みながら知らないその人のことを思い浮かべて、幸せな気分になります。
私もそんな風に、私に関わってくれる人の事を思い浮かべたり、
愛を持って書き記しておきたくなります。
寒い冬の日に、オレンジ色のストーブの光を感じながら読みたくなるような、
そんな感じの本です。