ぬるいビール/ぬれた靴 スガシカオ
なぜか時々思い出す、シカオちゃんのこの2曲。
わたし、お酒はビール派。
だから飲むにあたっては「ぬるいビール」は基本許せない。
でもこの曲はなぜか印象に残る。
同窓会に出たことはないから、歌のような実体験はないのに、
この曲の雰囲気がクセになっている。
新しくなった校舎
ずっと許せなかったことも
ぬるいビールみたいに
気が抜けてしまった
誰かが手を振った
いつかと同じような風景
古い駅のホーム
ぼくも少し手を振った
曲はこちら→YouTube
もう一つ、「ぬれた靴」。
私、実は足が濡れるのがとても嫌い。
お風呂を洗うときはソレ用の靴が欠かせないし、
足が濡れるのが嫌だから、基本サンダルは履かない。
雨の日はお気に入りの長靴を履いてウキウキするタイプ。
足が濡れることほど身体的に不快なことはない、と思うくらい。
それなのにこの曲も妙に思い出す。
結婚式の帰りに雨に降られて、
皆んなで薄暗い中華屋に入り、
濡れた靴が乾くまでどうでもいい話をしたっていう歌詞。
こういう経験もないんだけど、不思議と身近に感じる。
…いま改めて歌詞を確認したら「結婚式」とは書いてなくて
「式の帰り道」という一語だけだった。
それなのに私はイコール結婚式だと思い込んだ。
お葬式かもしれないのに。
入社式かもしれないのに。不思議〜
ぼくはあの夏の日から どれだけきたんだろう
たいしたことも出来ず…みんなそう思うのかな
ぬれた靴の中が かわいてしまうまで
ガラス窓の外で 雨がやんでしまうまで
曲はこちら→YouTube
まぁ…ぬれた靴もぬるいビールも、
基本好きな人はいないよね。
どちらのワードも気怠い空気をまとっている。
そういうところを突いてくる、
シカオちゃんの歌のこういう味が好き♡