吉本ばなな N・P/ハチ公の最後の恋人
2冊 読了。
私のかなり曖昧な記憶では、昔も買ったかも?読んだかも?
でも読んでみても記憶が戻らなかったから
過去に買って読まずに放置しているのかも。
BOOKOFFで吟味している時に
「なんだか記憶にあるなぁ」と気付いていて、
だからこそ、今度はちゃんと読もうと思って選んだ。
読み終えて気付いたこと。
私の読み方は、雑だ(笑)
言葉を味わって読むことよりも
その先の展開が気になって早く読みたくって
読み飛ばしている感じがある。
村上龍さんが書いたN・Pの解説を読んでいてそう気付いた。
私、ばななさんの文章、好きなはずなのに、
初めて読む時は、文章を味わうよりも
物語の展開に心を奪われているってことかな。
ばななさんの本の登場人物は
皆 素敵な名前を持っていて、個性的で、
会話にセンスがあって、
発する言葉に相手を思う気持ちが溢れている、と思う。
「言葉遣いが丁寧」という意味ではなくて、
相手を雑に扱っていない、というか…
うまく言えないけど。
なので、ばななさんの本の中でも
会話文がとても好き。
N・Pの最後の方はほぼ会話で、
それが嬉しくて勢い良く読んでしまったのかも。
2冊ともスルッと読めたので、
今度はばななさんの言葉選びを楽しみながら
もう一回読んでみようと思う。
2つとも、私が好きなばななさんの特徴がしっかり入っていて
でも私の心の準備を越える重みがあった。
BOOKOFFで買う時には
「読み終わって満足したらまた売ろう」と思っていたけど
それはだいぶ先のことになりそう…
いや、そんな日はこなさそう。
そう言えば、今私はとても沖縄に行きたくて、
目的なんて何も思いつかないけど行きたくて、
多分それはばななさんの影響なんだろうな、と思う。
あと、この記事はいつもの記事と文体がきっと違う。
それも間違いなくばななさんの影響だな。