あっちょんぶりけ

日々の幸せ、心のささくれ、外国語の勉強、レイキなどなど。

吉本ばなな N・P/ハチ公の最後の恋人

2冊 読了。

f:id:klt10110:20190504132038j:image

一時帰国中にBOOKOFF仕入れてきた本。

私のかなり曖昧な記憶では、昔も買ったかも?読んだかも?

でも読んでみても記憶が戻らなかったから

過去に買って読まずに放置しているのかも。

BOOKOFFで吟味している時に

「なんだか記憶にあるなぁ」と気付いていて、

だからこそ、今度はちゃんと読もうと思って選んだ。

 

読み終えて気付いたこと。

私の読み方は、雑だ(笑)

言葉を味わって読むことよりも

その先の展開が気になって早く読みたくって

読み飛ばしている感じがある。

村上龍さんが書いたN・Pの解説を読んでいてそう気付いた。

私、ばななさんの文章、好きなはずなのに、

初めて読む時は、文章を味わうよりも

物語の展開に心を奪われているってことかな。

 

ばななさんの本の登場人物は

皆 素敵な名前を持っていて、個性的で、

会話にセンスがあって、

発する言葉に相手を思う気持ちが溢れている、と思う。

「言葉遣いが丁寧」という意味ではなくて、

相手を雑に扱っていない、というか…

うまく言えないけど。

なので、ばななさんの本の中でも

会話文がとても好き。

N・Pの最後の方はほぼ会話で、

それが嬉しくて勢い良く読んでしまったのかも。

 

2冊ともスルッと読めたので、

今度はばななさんの言葉選びを楽しみながら

もう一回読んでみようと思う。

2つとも、私が好きなばななさんの特徴がしっかり入っていて

でも私の心の準備を越える重みがあった。

 

BOOKOFFで買う時には

「読み終わって満足したらまた売ろう」と思っていたけど

それはだいぶ先のことになりそう…

いや、そんな日はこなさそう。

 

そう言えば、今私はとても沖縄に行きたくて、

目的なんて何も思いつかないけど行きたくて、

多分それはばななさんの影響なんだろうな、と思う。

あと、この記事はいつもの記事と文体がきっと違う。

それも間違いなくばななさんの影響だな。