あっちょんぶりけ

日々の幸せ、心のささくれ、外国語の勉強、レイキなどなど。

本棚を他人に見られるということ

近々 友人が泊りがけで遊びに来てくれる。親しい友人なので我が家に泊まっていただく。使っていない部屋があるので、そこを寝室にしてもらう。「使っていない部屋」とはいうものの、私の荷物が置いてある。

 

この国の賃貸物件は家具家電付きが基本。スーツケース1つで入居できる、的イメージ。今住んでいる狭い賃貸物件は、自分で家具を購入して置くスペースがほぼない。なので造り付けの収納スペースを駆使している。ほぼ読書をしないという国民性の表れか、本棚的な棚は1つだけ。それがゲストルーム。夫は基本読書をしないので、この唯一の本棚は私の本が独占している。その本棚がある部屋に友人が数日泊まる.コレが妙に気恥ずかしい、ということに気付いた。

 

友人と私の好みが違うからかもしれない。彼女はセルフコントロールが自動的に出来てしまうという、私からみたら「奇跡の人」なので(それが趣味、みたいな事を言ってたほど)。そんな人に自己啓発本が並んだ本棚を見られるのは恥ずかしい。また彼女はスピリチュアル系な匂いのする話を嫌うので、ソレ系の本もあまり見せられない…などなど考えていると、まるで所有している本を見られる=心の中を覗かれるかのよう。本のカバーを全部裏返しにしようか(真っ白で題名が見えない状態)、「そういう本」は全て別の部屋に避難させようか…と考え中で、中高生の男子のような気分。(いや、実際の中高生男子はどうか知らないけど。…今どきはスマホの中に全部入ってるのかな?)

 

そう言えば、本に何の本かわからなくなる様なカバーをするのは日本人だけ、みたいな話を聞いたことがある。「本に傷をつけたくない」という理由ではなく、「他人の視線を気にする」「何を読んでるか知られたくない」というのは他の国の人にはあまり理解できない感覚らしい。私も小説以外の本は他人に知られたくないなぁ…気恥ずかしいから。

 

さて、この本棚、どうしたものか…