あっちょんぶりけ

日々の幸せ、心のささくれ、外国語の勉強、レイキなどなど。

「求めない」 加藤祥造

とてもシンプルな本です。

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大切な事は「はじめに」に凝縮されている、かな。

少なくとも私はそう感じました。

 

誤解しないでほしい。

「求めない」と言ったって、

どうしても人間は「求める存在」なんだ。

それはよく承知の上での

「求めない」なんだ。

それを否定するんじゃないんだ、

いや 肯定するんだ。

五欲を去れだの煩悩を捨てろだのと

あんなこと

嘘っぱちだ、誰にもできないことだ。

頭だけで「求める」と、求めすぎる。

「体」が求めることを「頭」は押しのけて

別のものを求めるんだ。

しまいに余計なものまで求めるんだ。

ぼくが「求めない」というのは

求めないですむことは求めないってことなんだ。

ほどよいところで止めるーーーそれがポイントだ。でも

それができなければ、ときには

もう求めない、

と自分に言ってみるだけでいい。

すると、それだけでもいい気分になると分かるよ。

 

本当に、煩悩は取り去れない。

求める事は止まらない。

求めることが必要な時もある。

でもそれで時々 自分が苦しくなってしまうことがある。

いい気分で生きていたいのに、求めすぎてしまって

自分で自分の首を締めてる感じになってしまう。

 

だから「良い加減」を知ること。

必要以上は求めないこと。

自分で自分の心の平和をつくるために必要だな、と思います。